子ども向けオンラインイベントのアイデアまとめ

最終更新日2021/10/1

コロナウイルスの影響で教育現場にもオンライン化の波が訪れています。

その中で、修学旅行のような大イベントではなく、課外授業や社会学習の形もオンラインにシフトしてくことが予想されます。今回は、小学校などの教育機関で働かれている先生方向けに、学校内で子どもたち向けに提供するオンラインイベントのアイデアをまとめました。

小学校でオンラインイベントを実施するメリット

まずは、校内でオンラインイベントを実施するメリットです。

1. 費用を抑えることができる。

リアルイベント開催の場合は、会場の手配・準備などが必要です。また、場合によってはゲストの交通費や宿泊費などの出費も必要です。

オンラインイベントの場合は、それらの手配に関してコストを抑えることができます。基本的にはzoomなどのビデオ会議用ツールが起動できる状態にあれば開催が可能です。その他スタッフなどの人件費も、リアルイベントに比べ抑えられる傾向にあります。

2. 大人数が参加可能

リアルイベントでは、会場の大きさにより、参加可能な人数が限られます。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、参加可能人数の制限など、感染対策からそのオペレーションはより厳しいものとなってきています。

一方、オンラインイベントでは人数を制限する必要がなく、大人数での実施が可能です。一つのイベントを各教室で視聴するといった方法も検討することができます。

3. 物理的距離を超えることができる

インターネット環境により、世界中どこでも繋ぐことができます。そのため、これまでは考えもしなかったイベントを実現できます。

子どもに多くの学びの機会を与えることができるようになったともいえます。

4. リアルよりオンラインが適するイベントも多くある

オンラインの良さとして、生徒にとっては、講師の手元がよく見えたり、また講師も、生徒の動きが把握しやすい場合があります。コンテンツによっては、リアルに実施するより楽しめるオンラインイベントも多いのです。


小学校で楽しめるオンラインイベント例

では、早速イベント例を見てみましょう。

1. 子どもも大人も食で元気に!名古屋グランパス食育講座



愛知を拠点とするプロサッカーチーム名古屋グランパスの栄養士さんから、食育に関する知識を学ぶことができます。

イベント内容

  • 健康になるための食事を学ぶ

今日から始められる元気ごはんを学びます。外食時やコンビニ食、冷凍食品を活用した元気ごはん(バランスのよい食事)の揃え方を紹介します。

健康寿命延伸を目標に健康的な食生活を実践する方法をQ&A方式で解説することで楽しみながらイベントが実施します。

  • 運動時の食事や体作りのための食事を学ぶ

グランパスの選手の食事例を交えて運動前後や疲労時の食事について紹介します。

サッカー選手が実践する食事の秘訣を大公開!筋肉をつけたい!体脂肪を減らしたい!人におすすめの食事を紹介します。

  • 料理体験 おすすめ「レモンラッシー作り」体験ができる!

じょうぶな骨つくりの秘訣とポッカレモン100を使用したレモンラッシー作り体験ができます。

  • グランパスの選手メッセージ動画

選手が苦手な野菜を克服した方法などを紹介。お子様の食育にも役立ちます。

小学生へのおすすめポイント

子どもたちにとって憧れの存在であるプロサッカーチームから学べるため、興味を引きやすく、参加意欲を持ってもらえます。コロナ禍で外食が減り、家での食事がより大切になる中で、子どもたちの食の関心向上、健康意識に大きく寄与するでしょう。

2. オンラインマジック教室

2つ目は、マジック体験です。マジシャンの手元がパソコン越しでよく確認できるため実はオンラインの方が楽しめる内容になります。

イベント内容

単純にマジックを説明するのではなく、「1つのマジックを成功させるために必要なコツ」「うまく引っ掛けるためのコツ」「ひっかかる人の心理」もしっかり解説。誰でもすぐに実践できます。

手品師の龍之介からちょっとした「タネと仕掛け」で絶対に盛り上がる手品をオンラインで習ってみませんか?

人を楽しませることが好きな方にオススメのイベントです。

小学生へのおすすめポイント

大人でも驚くようなマジック、しかし、小学生でも十分習得できるマジックを伝授します。友達同士で見せ合うのもよし、家族を驚かせるのもよし。

手先の器用さとトーク術が必要なため、同時並行で処理をする能力が鍛えられます。

3. お食事・お呼ばれマナー講座



続いては、子どものためのマナー講座です。

イベント内容

子どものうちから身につけておきたい基本的なマナー、堅苦しくなく、クイズ形式で楽しく学ぶ45分!

「お食事のマナー」

お家ご飯や、お箸のお話など、和食をテーマにした内容です。

お茶碗やお箸などを用意していただき、実際に体験しながら解説していきます。○×クイズなど用意していますので、楽しく学んでいきましょう!

〜用意して頂くもの〜

  • お茶碗
  • お椀
  • お箸
  • お箸起き

小学生へのおすすめポイント

すぐに実践できるマナーを、楽しくクイズ形式で学びます。今後の人生でずっとためになる講座内容です。

4. アクション俳優から学ぶ殺陣の体験!

体を動かしながら楽しめるイベントです。

イベント内容

この体験では、アクション俳優である長谷川 聖さんより殺陣の動きを学びます。

誰でもできる基礎の動きからはじめますので気軽に参加できます。

まずは基本動作である、抜刀、真っ向、袈裟、逆袈裟、胴、切り上げ、納刀を覚えます。

次は基本動作を組み合わせ、音楽に合わせて動いてみましょう!

小学生へのおすすめポイント

普段はなかなか接点がないであろうアクション俳優から殺陣の基礎を学びます!最後は学んだ動きを組み合わせ、音楽に合わせて実践します。

5. カホンを作って、一緒にあそぼう



打楽器の「カホン」を身近にある材料を集めて作り、そして演奏するオンラインイベントです。

イベント内容

最近メジャーになりつつあり、音楽が好きな人なら誰でも簡単に始められる打楽器《カホン》。

この楽器は、ペルーが発祥でスペイン語で木の箱という意味です。読んで字の如く木の箱でできており、そこに座って演奏する楽器です。

今回は、その《カホン》を、身近な素材である段ボールで作り、叩いてみようというワークショップです。段ボールで作る都合上、座って叩いているうちに潰れていくと思うので、膝の上に置いて叩く方法で行います。

小学生へのおすすめポイント

自分で楽器を作り、楽しく演奏します。工作することで手も動かし、音楽も楽しめるので五感を大いに使うオンラインイベントといえます。


オンラインイベントを成功させるには?

オンラインイベントを成功させるためには、目的を明確化し、ターゲット(この場合は小学生)のニーズをしっかりと捉えたうえで、それをオンラインイベントの内容に組み込む専門性が必要です。また、オンラインイベントを一から作ろうとすると40時間ほどの手間がかかると言われています。

コロナ禍で、安全安心の確保のほか、授業のオンライン化を含む様々な対応に追われる先生方にとって、イベントのオンライン化を自分たちで実施するのは難しいですよね。

Sonoligoは、2020年春以降、600を超えるオンラインイベントを実施してきました。音楽から伝統芸能、スポーツ、アート、海外コンテンツなど様々な切り口で、価値あるオンラインイベントを企画・提供し、また最近では労働組合や企業向けに新しい交流生み出すための各社ごとにカスタマイズしたイベントを提供しています。

「日本舞踊×◯◯」異ジャンルのユニークなトークイベント開催

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000039431.html

名大発ベンチャーSonoligo、日本の伝統芸能を凸版印刷と共同でオンライン支援を開始。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000039431.html

Sonoligoは、労働組合・企業・学校など様々な団体のご担当者様に並走し、限られた予算の中で、オンラインイベントを一緒に考え、企画から提供まで一気通貫で行います。

小学校でのオンラインイベントのアイデアまとめ

今回は、コロナ禍の中、小学校などの教育機関で実施するオンラインイベント例をご紹介しました。そのほかにも海外コンテンツやアート鑑賞など様々な切り口があります。少しでもご参考になれば幸いです。

オンラインイベント実施に関してのご相談があれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。