山本能楽堂
釈徹宗×山本章弘 能からみた日本の宗教vol.2「三輪」
2022/8/21 (日) 人気の回
開催時刻
14:00
~
16:30
(開場 13:30)
予約締切 2022/8/21 ( 日 ) 14:00
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コンテンツの詳細
神さまや仏教に関連するお能を連続して上演。毎回、宗教学者釈徹宗と観世流能楽師シテ方山本章弘が上演する能に関連づけた神道や仏教にまつわるテーマで対談の後、能 一番を上演する。また、あらすじや見所をわかりやすく書いたパンフレットを配布。
対談: 山本章弘 × 釈 徹宗
解説: 釈 徹宗
能「三輪」
前シテ(女じつは三輪明神の化身) 山本章弘
後シテ(三輪明神)〃
ワキ (玄賓僧都)安田 登
アイ (土地の男)山下守之
笛 斉藤 敦
小鼓 林 大和
大鼓 守家由訓
太鼓 井上敬介
後見 梅若猶義 梅若基徳
地謡 杉浦豊彦 河村浩太郎 井戸良祐 山本麗晃
【あらすじ 】
三輪山に庵を構える玄賓僧都のもとへ、毎日、樒(しきみ) と閼伽(あか)の水を持ってくる女がいました 。今日も庵を訪れた女は、罪を助けてほしいと玄賓に頼み 、衣を一枚いただいきたいと言います。玄賓が衣を与え、住処を尋ねると、女は「 我が庵は三輪の山もと。恋しくば訪らひ来ませ杉立てる門」という歌の通り、その杉立てる門を目じるしにおいで下さい、と言い捨てて姿を消してしまいました。
玄賓が訪ねると神木の杉に与えた衣が掛かっていて、その裾には神託の和歌が記してありました。やがて三輪明神の神霊が烏帽子・狩衣の男装姿で現れ、神も衆生を救うため、しばらく迷い深き人間の心を持つことがあるので、その罪を助けてほしいと言いました。
そして、三輪明神の妻訪いの神話を語り、更に天照大神の岩戸隠れの時に舞われたという神楽を奏して 、三輪と伊勢の神は本体が同一であるというと、夜明けと共に姿を消していきました 。
*閼伽の水:仏様にお供えする水のこと
■山本章弘
観世流能楽師。重要無形文化財総合指定保持者 。
公益財団法人 山本能楽堂 代表理事 。
山本能楽堂を中心に、能を「現代に生きる魅力的な芸能」として捉えなおし、様々な角度からの能の普及と継承に努める。「Noh for SDGs」の活動を通して、日本の伝統芸能の力で持続可能な社会の実現を目指す活動を続けている。次代を担う子ども達への能の普及・継承活動も積極的におこない、これまでに全国の約 8 万人の子ども達に能の魅力を伝えてきた 。
海外公演にも積極的に取り組み、6 月にはコロナ禍後初めて、シビウ国際演劇祭ならびに欧州文化首都
ティミショアラで能の海外公演を行う予定である。10 月には、大阪市とミラノ市の姉妹都市 40 周年記念能楽公演をミラノで開催予定。
■釈徹宗
相愛大学学長。 宗教学者 。 浄土真宗本願寺派如来寺住職 。NPO 法人リライフ代表 。
宗教思想や宗教文化の領域において 、 比較研究や学際研究を行っている 。
論文「 不干斎ハピアン論 」 で涙骨賞 第五回 、著書 『 落語に花咲く仏教 宗教と芸能は共振する 』 で河合隼雄学芸賞 第五回 、 また仏教伝道文化 ・ 沼田奨励賞 第五十一回 を受賞している 。 近著に 『 観無量寿経をひらく 』 NHK出版社 、 『 天才 富永仲基 』 新潮新書 など 。
山本能楽堂HP:http://noh-theater.com/
イベント当日の流れ
駐車場はございません。近隣のコインパーキングをご利用ください。
「新型コロナウイルス感染症への対応について」をご覧の上、ご来場ください。
http://www.noh-theater.com/about-covid19.html
参加方法
リアルイベント
実際に会場に足を運び、イベントに参加します。
出演者

山本章弘
