『【オンライン工場見学】チョコレートファクトリーツアー』イベント体験記

最終更新日2021/4/21

イベントコメンターの江坂です。今回も新たな体験を体に刻むために、イベントに参加してきました。参加したのは「オンライン工場見学」です。

工場見学というと、小学生の社会科の授業以来行っていないかもしれません。

当時はただ機械が動いている様子を楽しでいただけだったかもしれませんが、いまの私は細かいことへの興味が爆発してしまうので、すこし心配です。笑

さて、オンライン工場見学だと工場を直に見ることはできないし、できあがるものに触れる機会もありません。一方で、オンライン工場見学だからこその魅力が見えてきました。

今回は、イベントに参加して思いついた、オンラインとオフラインをミックスした楽しみ方について紹介したいと思います。

この記事は、Sonoligoのイベントに実際に参加してきたレポート記事です。イベントの魅力を参加者の視点でご紹介します。

参加したイベント


【オンライン工場見学】チョコレートファクトリーツアー

開催日程:2020/12/26(土) 14:00-14:40
ジャンル:工場見学
開催形態:オンライン(配信)

イベントの主催者

ダンデライオン・チョコレート
チョコレートメーカー
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2010年にサンフランシスコで創業した、Bean to Bar(ビーン トゥ バー)チョコレート専門店です。今回のオンライン工場見学の主催は、東京・蔵前にあるファクトリーが主催です。産地に赴き仕入れたカカオ豆を使用し、一枚一枚丁寧に作り上げています。

ビーントゥバーとは、カカオ豆からチョコレートバーになるまで一貫して製造を行うことを言います。

イベントの様子

オンラインの工場見学では、ファクトリーのメンバーの方が工場内をカメラで映し、解説をしながら巡ることができます。

カカオ豆からチョコレートバーになるまでを一貫して製造を行う、ダンデライオンチョコレートのコンセプトを体現するかのようなツアーを楽しめます。

また、最初にスライドを見ながらの製造過程の説明もあり、同じ種でも発酵のさせ方で味が変わったり、チョコレートがパキッとしている理由など、チョコレート製造に関することをたくさん知れました。


製造の過程を知れることで、ダンデライオンチョコレートが大切にしている考えやこだわりを知ることができます。ただの工場見学というより、ビーントゥバーだからこそ、工場見学そのものに意味があると感じます。

質問はzoomのチャットでできるので、とても気軽に気になることを聞けます。私も気になったことをたくさん聞きました。

ふつうの工場見学は、ツアーの案内してくれる方に流されるように進んでいくイメージがありますが、オンラインでの工場見学は、もうすこし一緒に進んでいく感覚がしました。

お店に行きたくなる

イベントに参加して思ったことは、これです。とにかくお店に行ってみたくなります!

工場見学なら、最後に出来上がったものを楽しむのがセオリーのように感じます。一方でオンライン工場見学は、チョコレートが出来上がるまでの過程をみて、でも最後にチョコを食べる機会がないんです。

でもそれは残念というより、むしろ新しい楽しみが増える感覚です。

お店のことや、チョコレートについて知ることで、「お店に行っていないのにお店と知り合い」の状態になります。例えば、実際にお店に行った時に、「オンライン工場見学に参加しました」といって、会話を楽しむきっかけがすでにあることになります。

ただ気になっているお店にいくよりも、ずっとリラックスしてお店に行けるし、訪れるイメージも具体的になります。

いついくかは決まってませんが、蔵前の近くに行った時は、必ず訪れたいです。

チョコレートの文化を知りたくなる

40分というあっという間の時間でも、コンパクトな工場であるダンデライオンチョコレートの工場見学では、チョコレートの製造に関する最初から最後までをたっぷり知ることができます。

一方で、人々はいつからチョコレートを食べ始めたか、どうやって生まれた食べ物か、どの国発祥かなど、チョコレートにまつわる文化についてもっと知りたいという気持ちが生まれました。

ぜひ、今後このような催しがあれば、参加してみたいです。笑

オンライン工場見学の良さ

他の参加者と主催者の距離感が同じなところは、オンライン工場見学の良さのひとつです。

画面越しの工場見学は、物理的な距離がないので、説明の内容が聞きやすく質問もしやすい気持ちになっていました。

他の参加者との会話をする楽しみはありませんでしたが、その分工場見学とツアーの案内をしてくれる人との対話を存分に楽しめます。

それから、オンライン工場見学はいい意味で「完結しない」イベントだと感じます。イベントに参加して終わりではなく、興味をたくさん掻き立てられて、きっと次にすることが決まります。これは本来オフラインのものをオンラインで実施することの良さだと思います。

私の場合は、「このお店に行きたい」や「チョコレートの文化を知ってみたい」でした。ほかにも、ダンデライオンチョコレートの商品をネットで購入してもいいかもしれません。「あー、面白かった」で終わってしまわないのは、個人的にとてもうれしいです。

文化イベントとしての魅力

ダンデライオンチョコレートの、チョコレートそのものや、チョコレートの製造に対するこだわりが、とても文化的だと感じます。

そこに考えやコンセプトがあることを、工場見学を通して知ることができます。

もちろんウェブサイトにも書いてあるかもしれませんが、実際の現場をみながら人から話を通して聞くことは、体験としての厚みがあることだと思います。

また、サンフランシスコのファクトリーがなぜ東京の蔵前に来たか、その理由にも文化を感じました。(ダンデライオンチョコレートのウェブサイトにしっかり記載されているので、ぜひご覧ください。)

このイベントはこんな人におすすめ

チョコレートのことが気になっている人は、流れたり固まったりしているチョコレートを見てきっとわくわくすること間違いなしです。

また、チョコレートはたまに食べる程度で、そこまで熱中はしていないという人でも、興味によっては蔵前に縁を作るきっかけになるかもしれません。

次回のイベント開催について、主催者をフォローしておくとSonoligoからお知らせを受け取ることができます!

今回のイベントの主催者

ダンデライオン・チョコレート
チョコレートメーカー
Sonoligoのプロフィールページはこちら