ルンデ音楽祭’25-1
ルンデ桜山音楽祭 CONCERT I « Pioneer Spirit »
2025/10/25 (土)
開催時刻
15:30
~
17:30
(開場 15:00)
予約締切 2025/10/25 ( 土 ) 15:30
合計予約可能人数
発生する料金
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「予約可能な日程」に記載のあるプランに加入が必要です。
予約時に追加料金は発生しません。
コンテンツの詳細
2025年 10月 25日 (土)
15時30分 開演(15時00分 開場)
会場:Halle Runde(名古屋市昭和区桜山)
>Message------------------------------
〜第1回 ルンデ桜山音楽祭「故・鈴木詢に捧ぐ」〜
ルンデの根源は室内楽にあると言っても過言ではないでしょう。創立者の鈴木詢さんは室内楽というジャンルならではの、複数の 「個」が一緒になって創っていくライヴの感動と興奮、そして演奏者と観衆が共有できる「内密な空間」を大切に思っていました。 Halle Runde は、その理念を引き継ぎつつ、さらに暖かいアットホーム的かつ実験的なホールとして羽ばたいています。この素晴らしい空間で室内楽のコンサ トを二日間催せることになり、これ以上に嬉しいことはない心境です。5公演を通して聴いていただ
き、ルンデならではの室内楽の醍醐味に浸っていただければ本懐の至りとするところであります。
音楽監督 酒井淳(チェロ/ヴィオラ・ダ・ガンバ)
>Program------------------------------
パウル・ヒンデミット
4手ピアノのためのソナタ (1938)
草冬香、シモン・アダレイス
アルテュール・オネゲル
ヴァイオリンとチェロのためのソナチネ (1932)
中村太地、酒井淳
モーリス・ラヴェル
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト長調 M.77 (1927)
物集女純子、シモン・アダレイス
ボフスラフ・マルティヌー
ピアノ四重奏曲 H.287 (1942)
中村太地、大島路子、酒井淳、酒井茜
>アーティスト紹介------------------------------
酒井 淳(チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)/ Atsushi Sakai, Cello,Viola da gamba
名古屋生まれのチェロ奏者・ガンバ奏者・指揮者。1986 年に渡米。
中島顕氏、堤剛氏、H. シャピロ氏に師事した後に渡欧、パリ国立高等音楽院でP. ミュレール氏に師事し首席で卒業。また、同音楽院在学中バロック・チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバを並行してC. コワン氏にも師事する。
レ・タラン・リリクやル・コンセール・ダストレなどの古楽アンサンブルの通奏低音奏者として、数々の演奏会とCD録音を手掛ける。室内楽に力を注いでおり、シット・ファスト(ガンバ・コンソート)やカンビニ弦楽四重奏団の創立者として活躍している。
シャンゼリゼ劇場、ウィーン・コンツェルトハウス、アムステルダム・コンセルトヘボウ、シャトレ劇場他、欧州の著名な演奏会場に出演。ソロでは、フランス・ヴィオール音楽のスペシャリストとして高く評価される。2015 年にはフランスのアパルテ・レーベルよりフォルクレのCDをリリースし、朝日新聞紙上に「豪壮で憂愁濃く、魔性と情念渦巻く世界へ」との評が掲載された。指揮では近年、フランスのディジョンやリールのオペラ座、オペラ・コミック座にて、シャルパンティエやモーツァルトなどのオペラを上演、成功を収めている。現在、桐朋学園大学特任教授。
中村 太地(ヴァイオリン)/ Daichi Nakamura, Violin
1990年、北九州市生まれ。福岡県立小倉高等学校卒業。3歳よりヴァイオリンを始める。
2004年若い音楽家のためのチャイコフスキー国際音楽コンクールにて最年少ファイナリスト。
2010年ブルガリアのシメオノヴァ国際コンクール優勝後に審査委員長A.スタンコフ氏にその才能を認められ、直後にソフィアフィルハーモニー管弦楽団とベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を共演し、20歳でヨーロッパデビューを果たす。
その後、2012年ハチャトゥリアン国際音楽コンクール第3位、2014年クライスラー国際コンクールにて特別賞受賞。2017年ブラームス国際コンクールヴァイオリン部門で日本人初の優勝を果たす。直後に行われたリピツァー国際コンクールでも第3位入賞など権威ある国際コンクールにて多数入賞及び受賞している。
モスクワやウィーン、そしてフランコ=ベルギー派などの流派を汲み、これまでにアナスタシア・チェボタリョーワ氏や渡欧後はウィーン国立音楽大学にてミヒャエル・フリッシェンシュラガー氏に師事。
2018年よりエリザベート王妃音楽院にてオーギュスタン・デュメイ氏に師事する。これまでに九州交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、サンクトペテルブルク交響楽団、クラーゲンフルトフィルハーモニー管弦楽団、ソフィアフィルハーモニー管弦楽団、フィルハーモニア・ジェルノグルシュカなど多数のオーケストラ及び、大山平一郎、故佐藤功太郎、渡辺一正、曽我大介、S.スムバチャン、A.スタンコフ各氏と共演するほか、フィンランド・クフモ室内楽音楽祭に2016年より毎年、アーティストとして招かれるなど、ヨーロッパと日本を中心に活動中。2016年度北九州市民文化奨励賞受賞。2018年より株式会社スターフライヤーと音楽家として初となるスポンサー契約を結んでいる。
2019年7月ビクターエンタテイメントよりデビューアルバム“ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集(全曲)”をリリース。9月よりサントリーホール、ザ・シンフォニーホール、響ホールをはじめとする大ホールツアーを開催した。
物集女 純子(ヴァイオリン)/ Junko Mozume, Violin
ジュリアード音楽院卒業、並びに同音楽院大学院修士課程、及びプロフェッショナル・スタディーズ修了。これまでに、海野義雄、ドロシー・ディレイ、川崎雅夫、水野佐知香、フェリックス・ガリミア、ポール・ズコフスキー各氏に師事。在学中、ジュリアード・オーケストラ、ウエストチェスター交響楽団のコンサートマスターを務める。アスペン音楽祭では、8年間連続フェローシップ(全額奨学金)を受け、アスペン音楽祭祝祭管弦楽団とドヴォルザーク《ヴァイオリン協奏曲 イ短調 作品53、B.108》を共演。その後もウエストチェスター響、フレスノ・フィルなど数多くのオーケストラにソリストとして招聘される。リンカーンセンターでリサイタルを開催。91年、ニューヨークArtist International Auditionのヤング・アーティスト・デビュー賞受賞。カーネギー・ウェイルリサイタルホールでニューヨーク・デビュー。帰国後は、ソリストとして東京フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団等に客演。NHK-FM「名曲リサイタル」等の放送番組に出演し、東フィルと共演したモーツァルト《ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K. 216》はNHK-FMで全国放送される。また、ゲストコンサートマスターとして、国内各地の主要オーケストラに招聘されている。室内楽奏者としても様々なアーティストと共演。国内外の音楽祭にも多数出演している。近年では、ソリストとしてロシア各地のオーケストラに客演を重ねている。2017年、ブリャンスク州立シンフォニーオーケストラに客演。2019年、ロシア連邦カレリア共和国のペテロザボーツクに於いて、カレリア州立フィルハーモニーオーケストラとチャイコフスキー《ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35》をスタジオ録音。同年、サンクトペテルブルグ・シンフォニーオーケストラに客演し、同曲を共演し万雷の拍手を受け、地元メディアに取り上げられる。2017年より、東京室内管弦楽団「Violin Lover's」シリーズにおいて、サン=サーンス、チャイコフスキー、パガニーニ、の協奏曲を共演。同団より、CD『Violin Lover's Vol.1』をリリースし好評を博す。2021年、白石光隆氏とヴァイオリン小品の名曲集のCD『Master Piece of Violin』をリリース。2022年9月には自身の30周年オーケストラリサイタルを開催、日本橋交響楽団とバーンスタイン《ヴァイオリン独奏、弦楽、ハープと打楽器のためのセレナード(プラトンの『饗宴』による)》を共演。2023年、同曲をチェラビンスク州立シンフォニーオーケストラに客演し共演。2024年、京都向日市に於いて、物集女宗入没後450年の奉納演奏を昌蓮寺で行い、同市主催のリサイタルで、地域の教育機関や文化団体と連携した共同制作、交響詩「物集女」は大成功を収めマスコミにも度々取り上げられる。また、チェラビンスク州立フィルハルモニアとの共同制作により、バーンスタイン《ヴァイオリン独奏、弦楽、ハープと打楽器のためのセレナード(プラトンの『饗宴』による)》(2023年)、バッハ《無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調BWV1004よりシャコンヌ》(2024年)をグラズノフホールにてレコーディング。「物集女純子デビュー30周年記念プロジェクト」として、公式ウェブサイト「Junko’s Room」、公式YouTubeチャンネル「Junko Cantabile」を設立。クラシック音楽の魅力を次世代に独自のスタイルで発信している。ミリオンコンサート所属。日本橋交響楽団ソロ・コンサートマスター、
洗足学園音楽大学教授。
大島 路子(ヴィオラ)/ Michiko Oshima, Viola
桐朋学園大学を卒業後、イーストマン音楽院にてパフォーマーズ・サーティフィケイトを受賞。その後ニューヨークのカサット弦楽四重奏団のメンバーを14年つとめた。ベートーヴェンのクァルテット・チクルスをニューヨーク州立大で二年間担当、またアメリカ現代作品を中心としたアルバム17 枚を録音。うち3枚が、ニューヨーカー誌の年間ベストCDに選出された。近年はカントゥス・クァルテット、チェンバーソロイスツ神奈川、ヴィルトゥオーゾ横浜、日本橋カルテットのメンバーとして活動を続ける。また、マツダ財団青少年健全育成、神奈川県マグカル展開促進などの助成を受け、川崎市内の学校や福祉施設で地域社会に向けた音楽プログラムをリトルクラシックin Kawasakiとして実施。桐朋学園大学キャリアデザイン講師。「ティーチング・アーティスト 音楽の世界に導く職業」(E・ブース著 2016年水曜社刊)「音楽で世界を変える 〜よりよい世界をかたちづくるティーチング・アーティストとその役割」(E・ブース著 2024年スタイルノート刊)共訳。
酒井 茜(ピアノ)/ Akane Sakai, Piano
名古屋生まれ。ピアノ教師の母のもと、幼少よりピアノを始める。
桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学にて三浦みどり氏に師事。
卒業後ベルギー渡り、ブリュッセル音楽院にてエフゲニー・モギレフスキー、レメンス・ルーヴァン音楽院ではアラン・ヴァイスのもと1等賞を得て大学院過程を卒業。その後パーヴェル・ギリロフ、リリア・ジルベルシュタインに師事し研鑽を積む。NPO法人イエローエンジェル奨学生、文化庁海外派遣新進芸術家研修生に選ばれた。
クレメラータ・バルティカ、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ハンブルク交響楽団、
フランス国立アヴィニョン=プロヴァンスオーケストラ、マルセイユ・フィルハーモニック、
スイス・イタリア語放送管弦団、東京交響楽団、マンチェスター室内管弦楽団、ローザンヌ室内管弦楽団、シルヴァン・カンブルラン、アレクサンドル・ヴェデルニコフ、ジャン・ジャック・カントロフ、リオネル・ブランギエ、大友直人、ガボール・タカーチ=ナジなど多くのオーケストラ、指揮者との共演を重ねている。
ラ・フォル・ジュルネ(ナント、東京)を始め、パシフィック・ミュージック・フェスティバル(札幌)、ラ・ロック・ダンテロン(フランス)、ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭 (ポーランド)、 ルガノ音楽祭(スイス)、ルールピアノ音楽祭(ドイツ)、別府アルゲリッチ音楽祭など数々の音楽祭から招待されている。バッハからプロコフィエフ、バルトーク、武満等レパートリーは幅広く、最近では特にシマノフスキ、マチイエフスキ、ヴァインベルグ、シュピルマンなど第1次世界大戦後のユダヤ系ポーランド作曲家の作品の発掘に力を注いでいる。
室内楽にも造詣が深く、マルタ・アルゲリッチ、ギドン・クレーメル、イヴリー ・ギトリス、堀米ゆず子、ニコラ・アンゲリッシュ、木嶋真優、エフゲニ・ボジャノフ、エドガー・モロー、川本嘉子とも息の合った演奏を聴かせている。
録音はワーナーミュージック、ドイツ・グラモフォンより「ルガノ音楽祭」のライヴCD、そして初のソロCDがキングインターナショナルから発売され、レコード芸術誌特選盤に選ばれた。2022年6月、バッハ:パルティータ第1番やショパン:ピアノソナタ第2番「葬送」、ショパンやシマノフスキなどのマズルカを収めた「VOYAGES」のCDが発売された。
2018年よりドイツ・ハンブルクでの「アルゲリッチ・フェスティバル」においてアーティスティック・プランナーを務めている。2024年10月ロン・ティボー国際コンクールの
日本予選の審査員。
また執筆活動(2021年ショパンコンクール 批評、インタビュー)、各地での
マスタークラス、国際コンクールの審査なども積極的に行っている。
2025-2026年シーズンのハイライトとして、6月に自身のプロデュースによる
広島交響楽団との原爆80周年記念コンサート、マルタ・アルゲリッチとの
ルールピアノ音楽祭(ドイツ)でのデュオリサイタルなどがある。
草 冬香(ピアノ)/ Fuyuka Kusa, Piano
東京藝術大学を経て、同大学院修士課程修了。ドイツ国立フライブルク音楽大学ディプロム課程およびソリスト課程をそれぞれ最優秀の成績で卒業、国家演奏家資格を取得。第4回ローゼンストック国際ピアノコンクール第1位。第3回アルトゥール・レプティーエン国際ピアノコンクール第1位等多くのコンクールに優勝・入賞。ブダペスト春の音楽祭、モーツァルト音楽祭、軽井沢八月祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、ヴィオラスペース等国内外の音楽祭、またハンガリーラジオ、SWR(南西ドイツ放送局)、NHK-BS「クラシック倶楽部」、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」等出演。東京藝術大学音楽学部ピアノ科非常勤講師を経て、現在洗足学園音楽大学非常勤講師。
シモン・アダレイス(ピアノ)/ Simon Adda-Reyss, Piano
1978年パリ生まれ。1989年にオリヴィエ・メシアンに見出され、メシアン夫人であるイヴォンヌ・ロリオーに師事。1991年にパリ地方音楽院 (CNR)に入学、ピエール・レアクのピアノのクラス、マリー=ルイーズ ラングレのオルガンのクラスに在籍。同時に教育者として著名なローレンス アリックスにも師事。1993年ビアリッツ・オルガン国際コンクールにてエルマン・ボナール特別賞受賞。ジャズのマルシアル・ソラールと共演。 1994年にパリ地方音楽院をピアノ、オルガン共に主席で卒業し、パリ国立高等音楽院(CNSM)に入学。ジャン=フランソワエッセール、クリスチャン イヴァルディの両氏に師事。第1学位を取得し卒業した後、 コルマールでレナシェレシェフスカヤに師事し勉学を続ける一方、パリ CNSMで音楽理論 (和声学、対位法等)の研究を進める。 パリ高等音楽院在学中より、パリを中心にソリストとして演奏活動。モスクワでもプーランクのオーケストラとピアノのためのコンチェルトを演奏。卒業後、オルセー美術館やシャトレーにてソリストとしてデビュー。 現在、ヨーロッパ各地やロシア、アメリカ、日本などで国際的な演奏活動を行い、ブリュッセル王立音楽院、パリ国立高等音楽院にて後進の指導にあたる。2024年よりパリエコールノルマルにて教員を務める。 オルガニストとしては、Saint Sulpice, Sainte Clotilde, Saint Denis, Saint Roch, Romainmotier, sint-bavo Haarlemなどで演奏している。
イベント当日の流れ
Sonoligo会員様の受付は、開場時間から当日券販売カウンターにて行います。登録画面をスタッフにお見せ下さい。途中入場は曲間のみとさせていただきます。
尚、会場駐車場は出演者関係者用ですので近くの有料駐車場に停めるか公共交通機関でお越しください。
主催
2017年10月19日一般財団法人ルンデを設立いたしました。前身である《Studio RUNDE》は、1981年5月、当時の日本では珍しかった《室内楽専用小ホール》として名古屋丸の内でスタートし、通常160席最大でも200席というステージと客席の一体感を味わえるこのホールでは、演奏家が「今、聴かせたい音楽を」というプログラムづくり、それに果敢に挑戦する聴衆という独特な雰囲気をもった、主催公演「ルンデの会例会」は1200回以上催され大変好評を得ていましたが、2007年夏、多くの方々から惜しまれ建物の取り壊しとともに姿を消し、人々の記憶に残るのみとなってしまいました。
名古屋では主催公演を行うホールは減り、室内楽を楽しめる機会も減ってきている中、日本国内に目をむけてみれば海外の演奏家は数多く来日していますし、 日本人演奏家も精力的に演奏会を重ねています。個人的に演奏を聴く機会をもっと名古屋で増やしたい、ルンデのようなホールがあればとずっと想っていました。そんな折、ルンデ主宰の鈴木詢氏より企画・運営をしているコンサートの今後について相談があり対話を重ねていくと新しい「ルンデ」が自分達のやり方で再現できるのではないかという「想い」が「望み」に変わりました。
かつての「ルンデの会」および「ルンデあしながクラブ」の理念、活動を引き継ぎ、コンサート・演奏会の主催・後援、演奏家の支援、音楽を生涯学習の一環として活動している団体への支援を柱とし、文化および芸術の振興を目的とした活動していきます。
第一段階として室内楽専用ホールの建設を目標に、皆様からのご寄付を中心に活動していきますので、ご協力お願いいたします。
出演者

酒井淳

中村太地

物集女純子

酒井茜

草冬香

大島路子
